不動産購入って値下げ出来るの?指値(値下げ)交渉の方法・成立させるためのコツを解説!

こんにちは、TYT不動産水野です!

「不動産って値下げをそもそもできるの?」「少し予算を超える物件があるけど買いたい」

と思っている人も多いのではないでしょうか。

結論からいうと指値交渉をして、物件を提示価格より安く購入することは可能です。

中古物件でも決して安い買い物ではないですし、安く購入したいと思うのは当然です。

しかし指値交渉の成功率を上げるためには、いくつかの押さえておかないといけないポイントがあります。

そこで今回は「不動産購入するにあたっての指値交渉の方法・成立させるためのコツ」を解説していきます!

この記事は次のような人がおすすめ!

・指値交渉の大事なポイントを知りたい人
・指値交渉の目安価格を知りたい人

この記事を読んで、ご自身ご家族の理想となるお住まいを手に入れるための参考にしてください!

それでは、ご覧ください!

指値とは?

不動産における「指値(さしね)」とは、買主側が売主側に特定の金額を提示して不動産を購入しようとすることを指します。

つまり、買主側が支払いたいと考える金額を売主側に対して提示し、その価格での取引を希望することです。

不動産取引においては、このような指値方式は一般的となり、売主側が指定する金額を「出値(だしね)」といいます。

基本的に「指値交渉」はした方がいいと思います!
成立させるために不動産会社が売主・買主の間に入ることが多いので、交渉してみるといいでしょう!

指値交渉の目安価格

買主側は、不動産の売り出し価格に対して、自らが支払い可能とする価格(指値)を提示します。

しかし、あくまで売主側が承諾しない限り成立はしません。ですので、過度に低い金額を提示すると、むしろ売主側との関係性が悪くなる可能性があります。

指値にも限度があり、景気や物件の状況や立地によって異なりますが、一般的には5〜10%程度です。

例えば、物件価格3,000万円✖️指値5%🟰購入価格2,850万円 となります。

一般的なケースとしては、「100万円未満」「100万円+端数部分」あたりが目安です。

売主側がその価格を受け入れるか、またはカウンターオファー(反対提案)を行うことがあります。この過程で価格やその他の条件について交渉が行われます。

双方が合意に至れば、その価格での契約が成立します。合意に至らない場合は、さらに交渉が続くか、取引が不成立に終わることもあります。

指値交渉の成功率を上げる方法

主なポイントは以下の3点になります。

  • 購入したい物件の状況を把握
  • 指値したい根拠を売主側に提示
  • 売主側の売却理由を確認

それぞれのポイントを確認していきましょう。

購入したい物件の状況を把握

購入したい物件の状況を把握することで、指値交渉する際の根拠を作れます。

  • いつから不動産は売りに出されているのか?
  • 老朽化はどれくらい進んでいるのか?
  • リフォームをする場合、修繕費はいくらかかるのか?
  • 住宅ローンの残債はあるのか?
  • 近隣の似ている物件との価格差はどれくらいあるのか?
  • 問い合わせ件数はどれくらいきているのか?

上記のような物件状況・売却状況を把握することで具体的な根拠になり、指値交渉がまとまりやすくなりますので、仲介会社に問い合わせてみると良いでしょう。

指値したい根拠を売主側に提示

売主側は提示している価格で不動産を売却したいので、買主側は明確に指値交渉したい理由があると成立しやすいでしょう。

  • 水道管が劣化しており修繕費がかかる
  • 金融機関からの融資金額が販売価格に対して200万円足りない
  • 販売価格に端数がある場合、削ってもらう

買主側としては安くなればなるほどいいと思いますが、交渉したい理由が明確でないと本当に物件を購入したい意思が売主側に伝わらず、信頼関係を失うことにも繋がります。

売主側の売却理由を確認

指値交渉をするにあたって「売主側はなぜ物件を売却したいのか」という理由を把握しておくことはとても重要になります。

買主側はもちろんできるだけ安く購入したいですが、売主側は自身の資産である不動産を売却するわけですから出来るだけ高く売却したいわけなので、売却したい理由を把握しておくことで交渉をしやすくなり話がスムーズに進むでしょう。

  • 不動産を売却したい希望時期がある
  • 売主側がいち早く不動産を売却し現金にしたい

理由はそれぞれありますが、大きな理由としてはこの上記の2つが主な理由です。

売主側の気持ちになり、状況を理解することで交渉は成立しやすくなるでしょう!

指値交渉の注意点

あくまで交渉なので、絶対に購入価格が安くなるという保証はありません。

売出しからの期間が短ければ(3ヶ月以内)指値交渉は難しくなりますし、人気物件や希少性が高い物件も難しくなるでしょう。

他者との競合になった場合、もちろん売主側はなるべく高く購入してくれた方がいいので、他者に購入されてしまうケースもでてきます。

ですので、指値にふさわしい根拠と適切なタイミングで提示することが重要となります。

指値のメリットとデメリット

メリット

  • 買主側は自身の予算内で不動産を購入しようとするため、オーバーペイするリスクを抑えることができます。
  • 売主側との直接交渉により、予算に合わせた最適な価格で取引できる可能性があります。

デメリット

  • 低価格すぎる指値は売主側に受け入れられにくく、取引が成立しない可能性が高まります。
  • 市場価格よりも低価格すぎる指値を提示すると、売主側から真剣に受け取られないことがあり、交渉の余地が狭まる場合があります。

まとめ

以上、「不動産購入するにあたっての指値交渉の方法・成立させるためのコツ」の解説でした!

それでは今回の内容をおさらいしていきます!

CHECK

・適切なタイミングで根拠のある指値を提示することが大切

・売主側にしっかり物件を購入したい意思を伝えることが重要

売主側に納得してもらえるように、事前に物件や売主側の調査をしっかりした上で指値交渉をしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!